理事長 臼田 和浩
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。旧年中は、組合事業にご支援、ご協力を頂き厚く御礼申し上げます。 昨年、我々物流業界では「2024年問題」が本格化し、働き方改革関連法に基づく残業時間規制が導入されました。この新たな制度の影響を受け、運行計画の見直しやドライバーの労働時間管理が求められる中、業務の効率化や生産性の向上が急務となっておりました。 また、人材不足と燃料価格の高騰という二重の苦難も、我々の日々の業務に重くのしかかっています。このような厳しい環境下において、当組合が果たすべき役割はますます重要であると考えております。特に燃料高騰や物資高騰による組合員の経営負担を減らす為、各種手数料の引き下げや期中還元を行い、組合員の皆さまが安心して利用できる環境を作ることを第一に取り組んでまいりました。 本年も組合の運営基盤である相互信頼、相互扶助の精神を基に組合員の為の運営を行ってまいりたいと思います。 そんな中、本年は十干では乙、十二支では巳、乙巳(きのとみ)になります。「乙」は未だ発展途上の状態を表していますが、「巳」は植物が最大現まで成長した状態を意味します。この組み合わせは、「これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆している」、「努力を重ね、物事を安定させていく」といった縁起の良さを表している、と言われているそうです。 昨年一年間、多くの組合員の皆様が労働環境改善の対応にご尽力された年でしたが、今年は「乙巳」にあやかり、再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展をし、実を結ぶ年にしたいと思います。 私達、一人一人の力を結集することで、どのような困難も乗り越えられると考えておりますので、組合員皆様のご支援とご協力をいただきながら、共に未来を切り開いてまいりましょう。 最後になりますが、令和7年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心から願いを込めて、私の新年のご挨拶とさせていただきます。