第二次杉並区小千谷救護隊

杉並支部では新潟県中越地震で杉並区役所に協力、
小千谷市への緊急支援物資を輸送しましたが、
輸送に参加した会員の一人 I・Yさん から体験リポートが届きました。
メディアの報道とは違った思いが伝わってきます。

 24日()午後3時、私の携帯電話が鳴り『これから小千谷市に杉並区役所の緊急物資を運んで下さい』と支部から依頼が来ました。
 私は光栄なことだと思い、自分が運転して行くことに決め、出先から急いで会社に戻って用意をして、杉並区役所には午後4時半に到着、区役所の職員30名位と一緒に積込みをしました。
 私の積荷は(水、五目御飯、カイロ、組み立て式トイレ)など満載で、積込みに1時間半くらいかかりました。救援物資満載2トントラック10台と杉並区役所のライトバン1台、合計11台で、『第2次杉並区小千谷救援隊』の発足です。
 区役所前で、岡部支部長、志村理事長、瀬口局長のお見送りを受け、午後8時半パトカ―の先導のもと出発いたしました。(パトカーは四面道まで)
 救援隊は、関越道、上信越道、北陸道、関越道を使って一路、小千谷インターを目指しました。(妙高サービスエリアに、ニュースキャスターの古館伊知郎さんがいました。)
 
一般車輌は、柏崎インターで降りるのですが、我々救援隊は小千谷インターまで行けることになりました。小千谷市に向け、現地に近づくにつれて高速道路には亀裂がはいっていたり、道路が波うっていたりするようになりました。
 長岡インターで通行許可をもらい小千谷インターまで、高速道路の上下線を使って右に左に車線を変えながら走行して行きました。

 長岡から小千谷までは、高速道路がいたるところで地割れや段差がすごく、車は右から左へ、左から右へと斜めに走行して行かないと車体が倒れてしまうため、慎重に慎重に運転して行きました。
 
途中で驚いたのは、電気の鉄塔が斜めに傾き、送電線が垂れていたことです。小千谷インターから市役所に向かう途中、電柱はほとんどと言っていいほど斜めに傾いていました。 市内の道路は地割れ、段差、陥没し、古い家などは倒壊し、古いビルは1階部分が潰れていました。
 ほとんどのシャッターのある家は、シャッターが外れて壊れていました。
地震の怖さを実感しました。(もし首都圏で起きたら・・・)
 
私たち救援隊の車輌に、歩いている市民が、ありがとうと声をかけてくれたり、会釈をしてくれるので、私も会釈して挨拶に応えました。
 25日の朝8時にようやく小千谷市役所へ到着、 市役所には報道の車、自衛隊の車輌、水タンク車、他の物資の運搬車輌のほか、市民が水や食料を貰いに来ていたようすで、大変に混雑していました。
 我々救援隊は合同庁舎の倉庫に、カイロ、おかゆ、組み立て式トイレ、ガスコンロ、哺乳瓶などを降ろし、5台ずつ、Aコースと
Bコースの2手に分かれて配達することになりました。
 私はAコースで総合体育館と市民体育館の2ヶ所、Bコースは市民会館と市民交流センターの2ヶ所に行くことになりました。
 私は、まず総合体育館に行き、水と五目御飯を降ろしました。
 Aコースのメンバーが物資を降ろすとき、市民の皆さんが作業を手伝ってくれたので、そう時間はかかりませんでした。
 1件目の総合体育館の人数が、当初より大幅に増えていたため、Aコース5台分を全部(2件目の市民体育館の分も)総合体育館に降ろして終了になりました。
 市民の皆さんはとても大変な状況なのに、『ありがとう、すまないね』と私たちに声をかけてくれたことに、心が痛み、元気に見せている様子がとても切なく感じました。
 その後、市役所に戻って、朝降ろした物資を玄関前から合同庁舎の倉庫へ移動して作業が終了し、Aコース、Bコースのメンバーが全員揃ったところで、昼食になりました。
 昼食は炊き出しのおむすびとお茶をいただきましたが、魚沼産コシヒカリはとっても美味しかったです。
 午後2時に、救援作業を全て終了し、帰路につきました。杉並区役所車輌を先頭に2トン車10台が小千谷インターに移動いたしました。
 帰り道も関越道湯沢方面に入り依然、道路は亀裂、陥没が続き、川の上の道路は落ちている状態で、復旧作業中の脇を通過し、六日町付近までは亀裂、段差、陥没、などが至る所にありました。
 そうしているうち、湯沢インターから一般車輌が入ってくるので、その手前で『杉並区役所の車輌と2トン車10台は、解散になります。本日はご苦労様でした』と区役所の課長さんから挨拶があり、個々に気をつけて帰るようにと指津を受け、家路に着きました。
 私にとって、たいへんに印象の残る1日で、非常に困難な状況にあるなかで、我々に示してくれた現地の人々の温かい心に、とても感動いたしました。
 多分、今回参加したメンバー全員同じ気持ちだったと思います。今後、また皆さんのお役に立てることがあれば是非参加したいです。いい経験、勉強になりました。
  追伸・新潟県中越地震で依然、行方不明の方の安否が気になります。
      お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。